<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<rss version="0.91">
  <channel>
    <title>カプリチォ</title>
    <description>おそらく誰もやってこない、隠れブログ。その昔書き散らしたものを、さりげなく・・</description>
    <link>http://dido21.blog.shinobi.jp/</link>
    <language>ja</language>
    <copyright>Copyright (C) NINJATOOLS ALL RIGHTS RESERVED.</copyright>

    <item>
      <title>久しぶりの投稿</title>
      <description>休眠状態だったけれど、決してやめたわけではありません。&lt;br /&gt;
生涯にわたって続く見込みになっています。&lt;br /&gt;
気長に気長に続く予定です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
今回は７５年に書いたものをいくつか投稿しました。</description> 
      <link>http://dido21.blog.shinobi.jp/%E3%82%81%E3%82%82/%E4%B9%85%E3%81%97%E3%81%B6%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%8A%95%E7%A8%BF</link> 
    </item>
    <item>
      <title>１５７．「群体」</title>
      <description>まるで畳の目のように整然と並んで息づく群衆があり&lt;br /&gt;
それぞれの生活はちょうど君たちのそれであり&lt;br /&gt;
戦後のバラックであり、明治の洋館であり、夏の縁台であり&lt;br /&gt;
世説新語であり、通俗小説であり&lt;br /&gt;
プロレタリア文学であり、アパートに一人暮らしの君たちのそれであり&lt;br /&gt;
網の目状の電車の線路であり&lt;br /&gt;
バスの路線図であり&lt;br /&gt;
みんなの生活は違うようで、よく似ており&lt;br /&gt;
よく似ているようで、全く同一なこともあり&lt;br /&gt;
ああ、違おうと努力しているのが&lt;br /&gt;
わずかな色の違いでわかる&lt;br /&gt;
小さな目の中の色の違い。それも必要なことなのかな&lt;br /&gt;
それらを記述し始めると&lt;br /&gt;
書きとめることさえもバカバカしい、とりとめのない事ばかり&lt;br /&gt;
小さな目の色の違い&lt;br /&gt;
それも必要なことなのかな&lt;br /&gt;
群体になれば&lt;br /&gt;
巨大な意志となれる筈なのに&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;#39;75, 5/ 6</description> 
      <link>http://dido21.blog.shinobi.jp/-75/%EF%BC%91%EF%BC%95%EF%BC%97%EF%BC%8E%E3%80%8C%E7%BE%A4%E4%BD%93%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>１５６．「家々の情景」</title>
      <description>電気が消えると&lt;br /&gt;
一軒一軒の家は&lt;br /&gt;
今まで人の姿をして息づいていたのに&lt;br /&gt;
静かにミニチュアになる&lt;br /&gt;
立ち上がると&lt;br /&gt;
私らよりも背の高い、&lt;br /&gt;
触れると柔らかい家々は&lt;br /&gt;
昔、田んぼだった所に建っていて&lt;br /&gt;
アスファルトで固められた道路や&lt;br /&gt;
ぴんと張られた電線がまわりにある&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
訪れた私&lt;br /&gt;
一軒一軒の家は&lt;br /&gt;
人の姿をして息づき&lt;br /&gt;
立ちあがって威圧する&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
家の主と話することを終え&lt;br /&gt;
辞儀をして背を向けると&lt;br /&gt;
バタンとドアの閉まる音に&lt;br /&gt;
あ、私は家と話をしていた、とふと思い&lt;br /&gt;
夜はひとしお深くなり&lt;br /&gt;
電気も消えて&lt;br /&gt;
静かに家はミニチュアになる&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
家、目を閉じると&lt;br /&gt;
呼吸しているような、反復運動をくりかえしている、家々の並びが見える&lt;br /&gt;
拓かれたばかりの谷合に&lt;br /&gt;
駅の周りに&lt;br /&gt;
メガロポリスに&lt;br /&gt;
電気が消えると&lt;br /&gt;
一軒一軒の家は&lt;br /&gt;
人の姿をして息づいていたのに&lt;br /&gt;
しずかにミニチュアになる&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;#39;75, 4/ 7</description> 
      <link>http://dido21.blog.shinobi.jp/-75/%EF%BC%91%EF%BC%95%EF%BC%96%EF%BC%8E%E3%80%8C%E5%AE%B6%E3%80%85%E3%81%AE%E6%83%85%E6%99%AF%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>１５５．「草むらの中で」</title>
      <description>子猫が夜闇で鳴いている&lt;br /&gt;
不確かな足取りで&lt;br /&gt;
背丈以上の草を押し分けて&lt;br /&gt;
足もしっぽも濡れて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どうして生まれてすぐに&lt;br /&gt;
虚空にある家々の窓を見上げねばならない&lt;br /&gt;
どうしてその声が聞こえてくるのか&lt;br /&gt;
彼の目は見えているのか&lt;br /&gt;
母親の匂いを覚えているのか&lt;br /&gt;
声はだんだんと小さくなっていく&lt;br /&gt;
彼がただの物ならば&lt;br /&gt;
生まれてすぐに一声あげて&lt;br /&gt;
死んで風化されていってもいいだろう&lt;br /&gt;
彼は小さな声で鳴いた&lt;br /&gt;
生まれてすぐに&lt;br /&gt;
不確かな足取りで&lt;br /&gt;
背丈以上の草を押し分けて&lt;br /&gt;
静かに、夜闇の露の中で&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&amp;#39;75, 4/ 6</description> 
      <link>http://dido21.blog.shinobi.jp/-75/%EF%BC%91%EF%BC%95%EF%BC%95%EF%BC%8E%E3%80%8C%E8%8D%89%E3%82%80%E3%82%89%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>１５４．「空間」</title>
      <description>人があらゆるすき間にも磯辺にも居て&lt;br /&gt;
友と語り合い、帰ったあとにも&lt;br /&gt;
まだ居るような空間が&lt;br /&gt;
そのあたりありそうな気がする&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ここにも君の友達がいたのか&lt;br /&gt;
あそこには荷を頭に載せた人が歩いている&lt;br /&gt;
やがて年老い、老獪な顔つきとなった友と&lt;br /&gt;
まじめくさって話してた数年前の一瞬とが&lt;br /&gt;
交互に映り、だぶり、一枚の映像になっていく&lt;br /&gt;
一枚の生命の帯は&lt;br /&gt;
しなって垂れる芦原の茎の&lt;br /&gt;
風に揺れる様と同じ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
騒げ風！&lt;br /&gt;
人があらゆるすき間にも野辺にも居て&lt;br /&gt;
すれ違った人々の、来た道の先での息づきと&lt;br /&gt;
行ったあとの息づかいとが&lt;br /&gt;
定かならぬままでも聞こえてくる&lt;br /&gt;
人はそこで人に諭してみたらいい、人生とやらを&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこにも君は居たのか&lt;br /&gt;
君よりも未来をよく知っている人がいる&lt;br /&gt;
一列に並んでぞろぞろと進み、脇へ退く群れ&lt;br /&gt;
老婆の託宣&lt;br /&gt;
一条のせんこうのけむり&lt;br /&gt;
君たちひとりひとりが立つ丸い石&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;&amp;#39;75, 4/ 2</description> 
      <link>http://dido21.blog.shinobi.jp/-75/%EF%BC%91%EF%BC%95%EF%BC%94%EF%BC%8E%E3%80%8C%E7%A9%BA%E9%96%93%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>１５３　「つかまえかけたもの」</title>
      <description>死にたくない&lt;br /&gt;
と言った写真の人達が子供だった頃&lt;br /&gt;
親達は食事の仕度に奔走し&lt;br /&gt;
きのうもあすも知らない&lt;br /&gt;
彼らはあやとりごっこをする&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
死にたくない&lt;br /&gt;
と言った写真の人達が&lt;br /&gt;
おとなになって命令し、命令され&lt;br /&gt;
威張った顔と捨てられた衣類とが&lt;br /&gt;
同じトランクに詰められていて&lt;br /&gt;
彼らの行動を&lt;br /&gt;
もっと知りたくなる&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ぼくらも一緒&lt;br /&gt;
恋人も一緒&lt;br /&gt;
昔話の&lt;br /&gt;
おじいさんもおばあさんも一緒&lt;br /&gt;
町へ出ていった息子達も&lt;br /&gt;
ベッドに横たわって、虚空に立ちのぼる白い息を互いに見つめながら&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さっきつかまえかけた心の変化を&lt;br /&gt;
理解出来ない神秘事にして、黙るのも悲しい&lt;br /&gt;
理詰めで納得するのも同じ&lt;br /&gt;
死にたくない&lt;br /&gt;
と言った写真の人達の&lt;br /&gt;
写真の上で表情しているその顔色が&lt;br /&gt;
帰るべき体をなくして&lt;br /&gt;
水たまりの水面でゆらゆらと揺らぐに似ている&lt;br /&gt;
日がもっと照れば&lt;br /&gt;
かげろうになって立ち昇る&lt;br /&gt;
雨が降れば沫立つ&lt;br /&gt;
くもれば&lt;br /&gt;
ぼくらの顔が写る&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;#39;75/2/25</description> 
      <link>http://dido21.blog.shinobi.jp/-75/%EF%BC%91%EF%BC%95%EF%BC%93%E3%80%80%E3%80%8C%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%81%88%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>１５２　「さよなら」</title>
      <description>どうしても不完全な私は&lt;br /&gt;
白い吐息のように虚空に向かって完全に消えたい&lt;br /&gt;
人は笑顔をしていたか&lt;br /&gt;
父母は空しい期待をしていたのか&lt;br /&gt;
私は楽しくすごしていたのか&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
さよならと言いたい&lt;br /&gt;
さよならと言って&lt;br /&gt;
また言いたいと言っているのだから&lt;br /&gt;
ほんとに言い切ってしまいたい&lt;br /&gt;
あ、数多くの仲間達が居て&lt;br /&gt;
かれらは小さくなっていく&lt;br /&gt;
今消えようとしている&lt;br /&gt;
ひとりふたり&lt;br /&gt;
かれらはみんな同じ顔をしていて&lt;br /&gt;
言いたいこと言えず&lt;br /&gt;
うずくまるのなら&lt;br /&gt;
別れの挨拶もせず&lt;br /&gt;
しおのひくようにさよならしたい&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;#39;75/2/21</description> 
      <link>http://dido21.blog.shinobi.jp/-75/%EF%BC%91%EF%BC%95%EF%BC%92%E3%80%80%E3%80%8C%E3%81%95%E3%82%88%E3%81%AA%E3%82%89%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>コメントを頂いたのをきっかけに２つほど</title>
      <description>ちょっとだけ若い目の頃のものです。</description> 
      <link>http://dido21.blog.shinobi.jp/%E3%82%81%E3%82%82/%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%92%E9%A0%82%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%82%92%E3%81%8D%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%AB%EF%BC%92%E3%81%A4%E3%81%BB%E3%81%A9</link> 
    </item>
    <item>
      <title>１１８．「川下り」</title>
      <description>瀬を行く&lt;br /&gt;
淵を行く&lt;br /&gt;
流れの中で&lt;br /&gt;
一回転して&lt;br /&gt;
思わぬ後ろの光景を見る&lt;br /&gt;
私たちの目に映じた後ろの光景以上のものは&lt;br /&gt;
どんなに分厚い歴史の書物の中にさえもなかった&lt;br /&gt;
眩しく語られる伝説も五十音の内でしかない。不定かな神話も同様&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大きく曲がると鉄道が見えてくる&lt;br /&gt;
線路も急カーブしていて&lt;br /&gt;
ライトは素早く一面を照らし出し&lt;br /&gt;
そしてトンネルの中を照らし出す&lt;br /&gt;
線路がその奥へ、ずっと続いているのが見えても&lt;br /&gt;
あまりに真っ暗で、奥は行き止まりのように感じられる&lt;br /&gt;
ぼくらのすることもこの中で終わり、&lt;br /&gt;
トンネルは必ず向こうへ抜けていると、信じられない時がある&lt;br /&gt;
時の流れと同じ早さで流れているから&lt;br /&gt;
ずっと以前に経験した筈の峡谷の風景を、再び見て&lt;br /&gt;
全く新しい平野の風景の中にも入り込んでいくだろう&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
きのうも下っていた&lt;br /&gt;
きのうも遡る列車も見た&lt;br /&gt;
川を下る列車も見た&lt;br /&gt;
行方は知らない&lt;br /&gt;
私の行方も知らない&lt;br /&gt;
地図でみると分水嶺はここだ&lt;br /&gt;
河口はここだ&lt;br /&gt;
線路と川はここまで一緒だ&lt;br /&gt;
時の流れと同じ早さで流れ&lt;br /&gt;
ずっと以前のよく似た光景に出会い&lt;br /&gt;
全く新しい景色の中に入る&lt;br /&gt;
それらはいつも前にあり&lt;br /&gt;
決して振り返ることは出来ないのだが&lt;br /&gt;
思わぬ後ろの光景を見たということは&lt;br /&gt;
急に流れが緩やかになって起こった&lt;br /&gt;
ごく稀にある自然現象なのさ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
'74, 4/14</description> 
      <link>http://dido21.blog.shinobi.jp/-74/%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%98%EF%BC%8E%E3%80%8C%E5%B7%9D%E4%B8%8B%E3%82%8A%E3%80%8D</link> 
    </item>
    <item>
      <title>１１７．「道にただよう匂い」</title>
      <description>走ってきたのだ&lt;br /&gt;
あなたたちが&lt;br /&gt;
石を拾い上げて&lt;br /&gt;
首を傾げたところから&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私にはあなたが見えるけれど&lt;br /&gt;
あなたたちは更に書物をひろげて&lt;br /&gt;
私を調べようとするばかり&lt;br /&gt;
たずねてほしいけれど&lt;br /&gt;
私は、道にただよっている匂いだ&lt;br /&gt;
なんだてことを人は知らない&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ほこりで薄黒く汚れた&lt;br /&gt;
窓がすぐ道に面している古い通りに&lt;br /&gt;
車が一台通ると&lt;br /&gt;
人は軒下に身をすり寄せ&lt;br /&gt;
私ははじきとばされる&lt;br /&gt;
やがて油の中の水のように&lt;br /&gt;
玉になって落ちてきて&lt;br /&gt;
身を震わせながら大きな玉になる&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私は走ってやってきたのだ&lt;br /&gt;
あなたたちが&lt;br /&gt;
土を掘り起こして&lt;br /&gt;
首を傾げたところから&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
たずねてほしいけれど&lt;br /&gt;
私は、車窓から外を眺めて過ぎる旅行者の目には見えない&lt;br /&gt;
あなたたちは&lt;br /&gt;
石を並べ、土くれを並べて考えるだけ。&lt;br /&gt;
私にはあなたが見えるけれど&lt;br /&gt;
あなたたちは更に書物をひろげて考えるばかり&lt;br /&gt;
たずねてほしいけれど&lt;br /&gt;
私は道にただよっている匂いだから&lt;br /&gt;
目をこちらに向けて&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&amp;nbsp;'74, 3/19</description> 
      <link>http://dido21.blog.shinobi.jp/-74/%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%97%EF%BC%8E%E3%80%8C%E9%81%93%E3%81%AB%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%82%88%E3%81%86%E5%8C%82%E3%81%84%E3%80%8D</link> 
    </item>

  </channel>
</rss>